第9回『澄和Futurist賞』(顕彰事業)
『澄和Futurist賞』とは
Futurist(フューチャリスト)とは、「未来を創る人」をイメージしています。
今この瞬間もたくさんの方々が、それぞれの想いを胸に、誰かのために汗し、人知れず黙々と自分の信じる道を進まれています。
私たちは、そうした意義ある活動に地道に取り組まれている皆様に心からの敬意を表し、応援させていただくとともに、社会により認知されるお手伝いをしたく、『澄和Futurist賞』を創設しました。
その想いが次世代へ継承され、素晴らしい未来に繋がっていく事を信じています。
概要
(1)趣旨
「より良い未来構築の為」に、市民目線で地道に取り組んでいる個人または団体を表彰し、その意義ある活動がより広く認知され、さらなる理解協力が得られるよう応援するものです。
(2)選考
賞の名称(サブタイトル)にあるとおり、「人の和」「自然との調和」も含めた広義の平和関連テーマに長年取り組む方を3組程度選定します。
(3)発表
毎日新聞社様に後援いただき、10月8日(火)に紙面発表を行います。
毎年10月8日を『澄和の日』と定めることで、世の中に広く知られるよう取り組んでいきます。
第9回
澄和Futurist賞選考委員会によって、次の方々に決定いたしました。
【澄和Futurist賞】
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佐渡 裕 さん
- 世界的指揮者として活躍する傍ら、音楽を通して「生きる歓びや人と人とがつながることの大切さ」を伝えてきました。
20年以上「1万人の第九」を指揮し、様々な年代や背景をもつ参加者と、今共に生きている歓びを奏で続けています。
2005年設立の兵庫県立芸術文化センターの芸術監督として阪神・淡路大震災からの心の復興に取り組み、全国の小学生から高校生で構成された「スーパーキッズ・オーケストラ」を指揮。全国でも小学校の音楽の授業や、中高生への吹奏楽指導を続けるなど、若い世代に向けた取り組みに情熱を注いでいます。
「心のビタミンを届けたい」との思いから、音楽の力で社会貢献を続ける姿は、「なごむ世界」へとつながるものです。*写真 ⒸTakashi Iijima
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高橋 陽一 さん
- サッカー漫画『キャプテン翼』を43年間にわたって描き続けています。同作品は20言語に翻訳、アニメは50か国以上で放映され、世界中の少年少女に夢と希望を与えてきました。
夢を追う人間の力強さ、決してあきらめないこと、何よりもポジティブに楽しむ主人公を通して普遍的な人生訓を伝え続けるとともに、チームにおいては、一人ひとりの持ち味と仲間への信頼が大切なことなど、国を超えたスポーツマンシップのありようと和の本質を伝え、多くの共感を得ています。
さらには作品中で「世界から戦争をなくしたい」、「戦争ではなくスポーツで競い合おう」という趣旨の「サッカー世界平和宣言」を表明。スポーツを通した「和む世界」への道筋は、澄和の考えと共鳴します。
【澄和平和活動賞】
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神田 香織 さん
- 社会派講談の第一人者として、太平洋戦争の実相を伝える演目をはじめ、社会テーマに関連する作品を多数口演し続けています。
中でも、原爆がもたらした悲惨な状況下で力強く生きる主人公を描いた漫画「はだしのゲン」を題材とした講談を1986年から38年間にわたり1000回以上、子供から大人までのべ10万人以上に向けて語り伝えてきました。
「命の尊さ」を何よりも大切にし、戦後世代として戦争の悲惨さを自身の話芸で語り継がねばという強い思いから「戦争の惨禍をわが事として感じ、戦争を起こさせないようにするにはどうすれば良いか」と問いかけ続ける独自の講談は、聴く人々に平和や幸福について深く考えさせます。
これまでの受賞者の皆さま
<第8回>
坂本 龍一様(当日代理 エイベックス・エンタテインメント副社長 若泉 久央様)
宮本 亞門様
大石 芳野様
叶 匠壽庵(社長 芝田 冬樹様 当日代理 御令息 芝田 元太様)