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第5回 澄和Futurist賞 表彰式の様子

Futurist賞表彰式の様子

10月8日(澄和の日)に毎日新聞紙面を通じて発表した第5回澄和Futurist賞(主催/一般財団法人 澄和、後援/毎日新聞社)。
その表彰式を去る2020(令和2)年10月27日(火)に東京都千代田区内・東京會舘にて開催しました。

3組の受賞者の皆さまをお迎えし、また、来賓として財界をはじめ、公益法人、スポーツ界や芸能界などから約150名の方々が出席され、賞のサブタイトルにあるとおり、和やかな式典となりました。

澄和Futurist賞は、「人の和」「自然との調和」も含めた広義の平和関連テーマに地道に取り組む方々を応援するためのものです。今回は「スポーツ」「自然」「平和」などの幅広い分野にまつわる方が受賞されました。

一般財団法人 澄和がめざす「和む世界」とはすべての命が尊重され、共存する環境。この顕彰事業を軸に他の事業と組み合わせながら、私たちが描く「和む世界」の実現に向けて様々な方々と手を携えながらじっくりと取り組んでいきます。

引き続き澄和の活動にご注目ください。よろしくお願いいたします。

受賞者の皆様からのコメント(要旨)

高橋 尚子様高橋 尚子様2009年に現役を引退し、そこからスマイル・アフリカ・プロジェクトの活動を始めました。子供たちが破傷風などの感染症になって命を落とすこともあると聞きなんとか支援ができないかと、日本では余っている靴をいただいてケニアに運ぶということを始めさせてもらいました。
第1回目は学校に持って行き、2000人の子どもたち一人一人がすごく嬉しそうな顔で履いたその場から走っていく姿に感激しました。第3回目になると掃除をした事のなかったようなスラムの人たちが子供達が元気に走り回れる環境を作りたいというように変わっていき、第4回目には大きな大会のジュニアの部でスラム街の選手が2番4番7番を取るようになります。暗い目をしていた子供が「自分達も夢を持っていいんだ」とだんだん変わっていったことがすごく嬉しく思いました。 第5回目には「僕は尚子のおかげで夢を持つことの大切さや走ることの楽しさを知った。尚子が来るのは1年に1回だから、僕が1年を通してこのスラム街にその思いを伝えていくね」と言ってもらったことがすごく心に残っています。去年11年目にして10万足を送ることができ、一度そこで締めさせていただきました。ケニアはオリンピックでは競合国ですが、お互いに手を取り合い支え合っていくことによってより高い目標に向かっていけるのではないかと思います。
そして、全国でのマラソン大会に参加し、皆さんがマラソンをもっと好きになってくれる後押しとなることはと考えたのが、参加の95%の方々とハイタッチをするということです。最後尾から走り始めて3000人ぐらいを追い抜きながらハイタッチをし、30kmぐらいのところでも、そしてゴールまで一緒に走って制限時間いっぱい最後のランナーが入るまでハイタッチをすると1万人の参加でたぶん25000回ぐらいになり、皆さんの思い出に残るのではないかという思いでずっと続けてまいりました。
コロナ禍でスポーツ自体が問われるようなことがありましたけれども、スポーツというのは多くの人達を笑顔にするものだと思います。もっと多くの人たちの日常にスポーツが寄り添えるようにこれからも活動していきたいと思います。
畠山 重篤様畠山 重篤様私は牡蠣の養殖業という非常に地味な仕事を親父の代からしてしておりまして、もう70年近くなります。 牡蠣は川の水と海の水が混じり合う汽水域というところが漁場なわけです。ですから一個の牡蠣が1日にドラム缶1本、200リッターも水を吸っており、人間が流したものを全部、毎日牡蠣は吸い込んでおります。牡蠣に聞けばその川の流域の人間のことが全部わかると。それで結局川の流域の森林が荒れるといい牡蠣が取れなくなったことに気がつきまして平成元年から「森は海の恋人」っていうスローガンを掲げ、山に木を植え続けてきました。
それから教育も大事だってことで川の流域の子供達を海に呼んで体験学習も続けてきました。その中からもう博士も出てきてるわけです。 学問の世界も縦割りで海は水産学、川は河川生態学、農地は農学、山は林学というふうに分かれており、トータル的に見る学問が世界になかった。それで京都大学が「森里海連環学」って世界で初めての学問を起こしまして、そこに招かれまして教授という辞令をいただきました。また京都大学の学生がはるばる気仙沼まで来て色々な実習をして、その中からまた学者が育ってきております。ちょっと自慢したいことは私たちはそういう活動をするのに行政から人的・金銭的な支援を一切受けないで、全部自前でやってきてるって事です。そういうことを評価していただけたかなと思っております。
小学校中学校高校の教科書に十数年前から取り上げられてきておりまして、今若手の人達はこの「森は海の恋人」っていうものの考え方を学んできてるって事です。こういう活動を通してわかってきたことは、日本は真ん中に脊梁山脈があって日本海と太平洋に二級河川まで入れて約3万5000の川が流れ落ちているわけです。ですから実はこの3万5000の川の流域の環境をなるべく自然に近づければ、この国は大丈夫だってことが見えてきたわけですよ。
この国は大丈夫ですから、その川の流域の環境をどうやって整えるか、そういう事にぜひ目を向けていただけるようにしていただきたいということを申し上げまして、「森は海の恋人」運動の紹介の言葉とさせていただきます。
劇団 こまつ座(代表 井上 麻矢様)劇団 こまつ座(代表 井上 麻矢様)本日はこのような素晴らしい賞をいただきまして本当にありがとうございました。
このコロナ禍の中で、今年は私どもも121公演が全て中止になった、それが4月から6月、7月ぐらいのことでございました。その中で、何をこれから大切にして生きていかなきゃいけないのかと思っていた時に、やはり演劇という文化を絶対に絶やすことなく続けていくことが私たちの使命だというふうに今はっきり思うのと、このどこまで続くかわからない災禍の中の私たちの活動は多分今まで培ってきた信頼とか、そういうもので成り立っているんだなという風に思っています。
奇しくも今年は井上ひさしが没後10年となりまして、この10年の年にこのような賞をいただいたのは何かのご縁でもあると思います。父のお別れ会を開いたのも東京會舘さんだったので、これも何かのお導きなんだろうと思えてなりません。
憲法9条につきましては、色々な議論が盛んになっておりますが、それを「お仕着せの憲法だとかそのように言う人たちは勉強不足である」と、父はよく言っておりました。そして憲法によってやはり私たちの今の日常が守られている、そして私達の子供達やその先の人たちもこの憲法によって守られているということを、今その憲法を作った人たちの声が聞こえないからと言って無くしてしまったり改憲してしまうことは良くないんだよ、と小さい時からずっと言われ続けてまいりました。
これからも私たちは井上ひさしの思いを継ぎまして、演劇を通して平和活動をし、演劇、劇場にしか現れない時間のユートピアというものを作ることを第一の理念として頑張って参りたいと思います。

表彰式・パーティーの様子

会場 東京會舘 7階 SAKURA
第1回受賞者 吉永 小百合 様
第2回受賞者 山田 洋次 様
第3回受賞者 MISIA様
第4回受賞者 谷川 俊太郎 様
第4回受賞者 イルカ 様よりお花を頂戴しました
選考委員の皆様
右より
村石 久二理事長
奧野 善彦 様
北野 大 様
小松 浩 様
相田 一人 様
乾杯のご発声は
みずほフィナンシャルグループ会長 佐藤 康博 様と
第3回受賞者 日本オリンピック委員会会長 山下 泰裕 様
古賀 誠 評議員をはじめ
たくさんの方から激励の
お言葉をいただきました
プロゴルファー 青木 功 様と中嶋 常幸 様の
楽しい掛け合いに会場はなお和やかに
入場時の検温、消毒も徹底
お料理は個別に蓋をしたり、アクリル板を挟んで渡すなど対策も徹底
受賞者の皆様の活動も映像でご紹介
会場内は終始和やかな雰囲気で、また一歩「澄和Futurist賞」への理解が深まりました

これまでの受賞者の皆さま

第1回澄和Futurist賞

<第1回>
吉永 小百合様
中山 きく様
無言館(館主 窪島誠一郎様)

第1回澄和Futurist賞

表彰式の様子

第2回澄和Futurist賞

<第2回>
山田 洋次様
津端修一様・英子様ご夫妻
神田 さち子様

第2回澄和Futurist賞

表彰式の様子

第3回澄和Futurist賞

<第3回>
MISIA様
山下 泰裕様
嘉瀬 誠次様(当日代理 長男 晃様)

第3回澄和Futurist賞

表彰式の様子

第4回澄和Futurist賞

<第4回>
谷川 俊太郎様
イルカ様
岩田 雅裕様

第4回澄和Futurist賞

表彰式の様子

第3回澄和Futurist賞

<第5回>
高橋 尚子様
畠山 重篤様
劇団 こまつ座(代表 井上 麻矢様)

第5回澄和Futurist賞

表彰式の様子



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