第7回『澄和Futurist賞』(顕彰事業)

『澄和Futurist賞』とは
Futurist(フューチャリスト)とは、「未来を創る人」をイメージしています。
今この瞬間もたくさんの方々が、それぞれの想いを胸に、誰かのために汗し、人知れず黙々と自分の信じる道を進まれています。
私たちは、そうした意義ある活動に地道に取り組まれている皆様に心からの敬意を表し、応援させていただくとともに、社会により認知されるお手伝いをしたく、『澄和Futurist賞』を創設しました。
その想いが次世代へ継承され、素晴らしい未来に繋がっていく事を信じています。
概要
(1)趣旨
「より良い未来構築の為」に、市民目線で地道に取り組んでいる個人または団体を表彰し、その意義ある活動がより広く認知され、さらなる理解協力が得られるよう応援するものです。
(2)選考
賞の名称(サブタイトル)にあるとおり、「人の和」「自然との調和」も含めた広義の平和関連テーマに長年取り組む方を3組程度選定します。
(3)発表
毎日新聞社様に後援いただき、10月8日(土)に紙面発表を行います。
毎年10月8日を『澄和の日』と定めることで、世の中に広く知られるよう取り組んでいきます。

第7回
澄和Futurist賞選考委員会によって、次の方々に決定いたしました。
【澄和Futurist賞】
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黒柳 徹子 さん
- ありのままで思いやりと愛情を
- 著書「窓ぎわのトットちゃん」そのものの自然体でお茶の間を和ませ、日本のテレビ界の黎明期から現在にいたるまで第一線で活躍されています。
- その一方で1984年にはアジアから初めてユニセフ(国連児童基金)親善大使に選ばれ、30年以上にわたり毎年アフリカやアジアの紛争・被災地や貧困地域など40ヶ国近くを訪問してきました。
- 厳しい環境で必死に生きる子どもたちのありのままを受け止め、認め、心を通わせながら弱い立場に置かれる人々に愛と思いやりを示し続けてきました。その姿に多くの人々が心を動かされただけでなく、社会貢献活動に取り組む若い世代にも大きな影響を与えています。 (撮影 下村 一喜)
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アーサー・ビナード さん
- 詩人として平和の本質を伝える
- 米国ミシガン州に生まれ、22歳で来日。以後、日本で暮らし、詩人・絵本作家・翻訳家として高い評価を得ています。
- 広島で被爆者の体験にふれたことがきっかけとなり「ヒロシマを語ることが詩人としての最大の活動」と決意。多数の被爆・戦争体験者の聞き取りを行い絵本、エッセイ、紙芝居などで表現してきました。
- 米国の教育・文化のバックボーンを持ちながら、日本での生活者目線と、さらに言葉を大切にする詩人として、何気なく使われる言葉の隠れた本質を炙り出しています。そして平和への強い想いと共にメディアや講演を通しても歯に衣着せぬ発信を重ね、今までにない物の見方を示しています。 (撮影 岩永 きょう子)
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野瀬 秀拓 さん
- 伝統技術を未来へ進化継承する
- かつては庶民の動力として、豊富な水資源を利用し、日本中で活躍していた水車。近年、自然のエネルギーを最大限に活用する水車は再び注目を集めています。その水車を製作、修理する水車大工の現代における第一人者として、40年以上のキャリアを持ち、これまで全国で200基以上を製作。また、カンボジアやラオス等海外での水車製作支援にも協力してきました。
- さらには、大学との小水力発電の共同研究や「一人の弟子へ口伝」という伝統を打ち破り、「水車塾」をはじめとした若い世代への技術継承など未来への取り組みにも余念がありません。
- 効率化とは対極にある伝統技術を守り、進化させながら次世代につなごうと挑み続けています。
これまでの受賞者の皆さま
<第8回>
坂本 龍一様(当日代理 エイベックス・エンタテインメント副社長 若泉 久央様)
宮本 亞門様
大石 芳野様
叶 匠壽庵(社長 芝田 冬樹様 当日代理 御令息 芝田 元太様)