第5回『澄和Futurist賞』(顕彰事業)

『澄和Futurist賞』とは
Futurist(フューチャリスト)とは、「未来を創る人」をイメージしています。
今この瞬間もたくさんの方々が、それぞれの想いを胸に、誰かのために汗し、人知れず黙々と自分の信じる道を進まれています。
私たちは、そうした意義ある活動に地道に取り組まれている皆様に心からの敬意を表し、応援させていただくとともに、社会により認知されるお手伝いをしたく、『澄和Futurist賞』を創設しました。
その想いが次世代へ継承され、素晴らしい未来に繋がっていく事を信じています。
概要
(1)趣旨
「より良い未来構築の為」に、市民目線で地道に取り組んでいる個人または団体を表彰し、その意義ある活動がより広く認知され、さらなる理解協力が得られるよう応援するものです。
(2)選考
賞の名称(サブタイトル)にあるとおり、「人の和」「自然との調和」も含めた広義の平和関連テーマに長年取り組む方を3組程度選定します。
(3)発表
毎日新聞社様に後援いただき、10月8日(木)に紙面発表を行います。
併せてこの日を『澄和の日』と定めることで、世の中に広く知られるよう取り組んでいきます。

澄和Futurist賞選考委員会によって、次の方々に決定いたしました。
- ハイタッチで和を紡ぐ
- 現役引退後、スポーツキャスターやマラソン解説者として活躍する傍ら、社会貢献活動にも注力。全国各地のマラソン大会に参加し、市民ランナーに伴走しながらエールを送り、ゴール付近では一人ひとりをハイタッチで出迎えています。その数は10年間で150大会のべ135万人。多くの人と直接触れ合い、走ることの楽しさを伝えています。
また、2009年からは日本で集めた運動靴を途上国に寄贈する「スマイル・アフリカ・プロジェクト」にフロントランナーとして参加。10万足以上を現地に届け、子どもたちの足を悪路による怪我から守り、夢や希望を与えてきました。
マラソンを愛し、純粋に人々を応援する取り組みは、国内外で和を紡いでいます。
- 人の心に木を植える
- 気仙沼湾で牡蠣養殖業を営んできましたが、高度経済成長期に水質悪化に直面。「森の養分が川を流れ、植物プランクトンを育み、海に恵みをもたらす」との関連性に着目し、1989年に漁師仲間と共に上流の山で広葉樹の植林活動「森は海の恋人運動」を開始。以来、賛同者を増やしながら30年間で35,000本以上を植えてきました。その結果、流域は豊かな自然を取り戻し、その取り組みは全国各地に広がっています。
また、未来を担う子どもたちに自然を守ることの大切さを伝える海辺の自然体験教室は、現在まで18,000人以上が受講。積極的な講演・執筆活動も交え、多くの人の環境問題への意識を目覚めさせ、人々の心に木を植え続けています。
- 声なき声を伝え続ける
- 戦争放棄・平和主義を定めた日本国憲法を守ることを目的とした「九条の会」の呼びかけ人の一人でもあり、日本国憲法の良さを伝えることを「一生の仕事」とした作家・井上ひさし氏が、自身の戯曲を上演するために1983年に旗揚げした劇団。以後37年間、井上作品の根底に流れる平和への強いメッセージが込められた作品を上演し続け、現在は三女・井上麻矢氏を中心に、想いを繋いでいます。
その演劇は、あたりまえの日常を奪われていく人々が悲惨な状況下でもたくましく生きる姿を、ユーモアを交え、多彩に表現しています。
過去に生きた名もなき人々の声なき声を凝縮し、今の声として再現。観る人の心に訴え続けています。
これまでの受賞者の皆さま
<第8回>
坂本 龍一様(当日代理 エイベックス・エンタテインメント副社長 若泉 久央様)
宮本 亞門様
大石 芳野様
叶 匠壽庵(社長 芝田 冬樹様 当日代理 御令息 芝田 元太様)